炭窯の構造
窯立て作業のページを作る前に、炭焼き窯の構造を簡単に説明します。
真ん中のイラストは炭窯を外から透視したような図になっています。
わかりにくいかもしれませんが周りの写真と見比べて、頭の中で想像してみてください。
![]() この炭窯は「炭を出す口」と火を入れる「焚き口」が別々になって二つの口があり、『改良窯』と呼ばれます。椋川では元は一つ口の窯ばかりだったのですが、だんだんと『改良窯』が増えていったそうです。一つ口の窯は炭の歩留まりがよいとされているのですが、改良窯のほうが炭を焼く工程で石と土で口を塞ぐ作業が楽にできるので、「改良窯」がだんだん増えていったのではないか、ということでした。 まんじゅう型の黒い部分が窯の内側。内壁。 中心部が高くなっていて高さ約1m50cm。周りの「土手」は高さ90cmくらい。 この窯の中にびっしりと木を立てて並べる。 茶色い部分は窯への出入り口(写真1) 紫の部分がホド(煙道)(写真3・4)。 赤い部分が焚き口(写真5・6) |
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![]() 写真1:出入り口 高さ80cm幅50cmくらい。かなり狭い。 大きな人だと四つん這いにならないと入れない。 窯の中に木を立てる窯立てが終わると 石を積み、さらに土をかぶせてふたをしてしまう。 |
![]() 写真2:窯の上面。 窯の材料の土は、山土に少しモルタルを加えて強度を増してあり、よく叩いて練ってあってある。土の厚さは頭頂部で15cmくらい、周りの土手部分で25cmくらい。窯の天井を作るときは6人の男が「バイ」で土を打ち、練り上げる。 |
![]() 写真3:ホド(煙道) いわゆる煙突。焼き物の管で内径15cm。同じものを2段、3段とついで高さを変えて、空気の吸い具合を調節できる。窯の中に火が十分に回ると取り外され、埋められる。 |
![]() 写真4:ホド口 窯の底面にありここから煙ほどに流れ、外に出る。 口の幅、高さは窯によって違う。 |
![]() 写真5:焚き口(外側) 窯立てが終わると、ここに薪を入れて火を焚く。薪が燃えてできた熱気と炎が窯内部を温め、炭化させる。 |
![]() 写真6:焚き口(窯側) 焚き口でできた炎と熱気が、ここから窯の中に流れ込んでくる。 |