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椋川ギャラリー
 椋川の四季の写真です。

田んぼの雪が溶けるのは3月下旬〜4月上旬。椋川に来て春の訪れがこんなに嬉しいものかと初めて実感しました。
風通しの悪い部屋はカビだらけになってしまうほど、よく雨が降る。でも雨に濡れた緑はとってもきれいです。
家の戸を開け放って吹き抜ける風は、とっても気持ちがいい。昼寝するといつまでも眠ってしまいます。
彼岸終わると急に涼しくなっていきます。田んぼはもちろん山でも自然薯やミョウガ、キノコなど稔りの季節です。
山が赤や黄に染まる頃、白いものが降り始めます。椋川で本格的に雪が降るのは1月下旬の寒を過ぎてからです。

 椋川は琵琶湖の西北、今津町にあります。JR近江今津駅から西へ車で20分。南は朽木村、西は福井県上中町と接しています。集落の標高は220−300mで、四方を山に囲まれているので夏は涼しく過ごしやすい気候です。反対に冬は厳しく、雪が1メートル以上積もることも珍しくありません。昭和59年の豪雪の時は4mも積もって電線をまたいで歩けたくらいだったそうです。それでも近年は温暖化の影響なのか雪の量が減ったと地元の方は言われます。

 椋川を源流にする寒風川(北川)は琵琶湖ではなく、日本海に流れていきます。さらにおもしろいのは椋川の集落の中を中央分水嶺が通過しているのです。つまり椋川に降った雨は日本海にも琵琶湖にも流れているのです。一つの大字の中で水が両方に流れているところは、全国的に見てもかなり少ないと思いますよ。
昭和30年代まではすべての家で炭焼きをしていました。今では炭を焼く家は2軒だけになってしまいましたが、椋川にはまだ雑木山がたくさんあります。寒風川は在所内を流れるときはあまり水量が大きな川ではないのですが、雑木山のおかげで土に水がたっぷりと貯えられ、日照りが続いても絶えることはなく田んぼや畑を潤しています。流れの中にはアユ、ハヤ、アマゴなどの魚影を見ることができます。恵み豊かな自然に抱かれた所なのです。