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お講(おこう)

 毎月11日の夜、お講当番の家に各家から男の人が1人ずつ集まります。座敷に祭壇をしつらえ、御神酒や穀(ごく)をお供えして備えて拝むのです。神事の儀式自体は20分間ほど。御神酒と穀を頂戴した後、祭壇を前に世間話を繰り広げます。話題は田んぼや畑のことから、昔の話、子どもたちの話、など・・・・だいたい夜中の12時頃まで続きます。
 以前はお講も祀る神様ごとに日にちが定められていて、月に数回ありました。現在は簡素化され月1回になりました。写真は尾條(笹ヶ谷の川上側の班。川下側の班は下尾條という)のお講風景。笹ヶ谷は月1回なのですが、乾谷や明良谷などでは年に1、2回とさらに簡素化が進んでいます。在所から町に働きにでる人が増え、以前のように隣の家同士一緒に仕事をすることも少なくなってきているので、お講での時間は情報交換の場にもなっているようです。(尾條班、圓口藤嗣さんに取材)
宮さんの神主をつとめる人が上座に座る。神主をつとめる人がいない場合は、年長者がつとめる。
お講当番の人は御神酒をついだり、穀を運んだり、と世話係のようなもの。神事の後のおしゃべりタイムでも話の輪の中には入らず、隣の部屋にいて接待係をしている。
当番の人が、「お講をおこさせてもらいます」と始まりの合図をし、神主に徳利を渡す。
神主は拝んだ後、祭壇から御神酒を下ろし、徳利に注ぐ。
その御神酒(一献目)をまず神主さんが頂戴する。その後、上座の人から順についでもらう。
次に神主が祭壇から「穀(ごく)」と「御洗米(おせんまい)」を下ろし、一献目と同じ順番で当番が一人ひとりに差し出し、頂戴する。
炊いたお米(穀)をつまみ、さらにそれに御洗米をくっつけて口に運ぶ。
当番が二献目の御神酒を持ってきて、神主の次に上座に座っているの人から注いでいく。
最後に神主さんが2献目を頂戴して祭壇を拝み、儀式は終了となる。

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